>>243 より続き

今回は島津斉彬と西郷の会話もあった。斉彬が「自分が一橋派なのは、譜代大名から幕政を奪うため」さらに西郷に「幕府
と言うフタを開けてみたらネズミが数匹という事だ」とか、腹黒いと言うか政治家と言うか、他の作品に出てくる「英明で
高邁」な斉彬という感じではないのが新鮮である(多分こういう今までと違うイメージを出したかったので、立川三貴とい
う俳優を当てたのだろう)。

ハリスはミシシッピ号で情報提供を受けているが、イギリス・フランス艦隊が清を攻撃したという事で「勝った!」と喜ん
でいる(清の様にならないように、アメリカと早く条約を結べ!と言えるからだろう)。で、老中たちはこのことで「ハリ
スの言っていることは信じられるか、否か」と議論している。イヤそこじゃなくて、海外情勢を自前で収集できるように何
もしてなかったんかい!という気分になる。

結局、朝廷の許しなく、修好通商条約を調印することになり、井伊達幕閣はこれから騒動になると気を引き締めている。礼
砲を鳴らしているため慶喜や斉昭たちも条約締結を知ることとなる。それにしても次回は斉昭たちの押しかけ登城だろうか
らどう描かれるか楽しみである(見ているのだが細かいところを忘れてしまっている)。