最終回「無血開城」より

久しぶりに永原が出てくる。それでやっぱりと言うかなんというか「戯作本の作者だった」ということがばれても吉子は気
に留めていないようで(嫌味は言っているが)何よりである(笑)。

水戸の慶篤が死去。吉子が「いい子だったのに〜」と泣くのがなんというかこの人らしさのような。この政治ばかり描いて
きた「徳川慶喜」と言う作品で、調整は少しやっているが、決断をしない政治家という立ち位置だった(そう考えると弟の
慶喜とは真逆の気がする。慶喜は決断は早いがそれゆえ調整はやっていない印象であり、それで周囲を混乱させていた気が
する)。慶篤は「いい子」ゆえに決断できず、水戸藩がうまくいかなかくなったのだろう。

それで吉子と慶喜の対面シーンだが「朝敵の汚名を被りましたこと、父上母上に深く、深くお詫び申し上げます(泣く)」
吉子は駆け寄って手を取り「そなたのことはこの母がよーく存じています。そなたは徳川宗家を救ったのじゃ。そなたの他
に誰ができましょう。よくやりました。よくやりました。外国と戦争にもならず、この国が二つに分かれて戦争になるでも
なく、江戸の街も救ったではありませんか。よくやりました。そのための汚名ならこの母も喜んでお受けします。そなただ
けを朝敵にはいたしません。斉昭公もきっとそなたを誇りに思っていることでありましょう」2人で抱き合う「ああ、そな
たのために何もしてやれなかったこの母を許して下され」

それで江戸に帰ってきて彰義隊と共に消えたさくらと、生麦村に帰ってきたうめがでてきて意図は分かるが
>>361 のようなこと)、うめ、何もあんなにド派手に帰ってこなくても・・・。

続きます