明治維新の特徴の一つは、若者たちが成し遂げた革命なんだよ。
現代と年齢感覚を異にするとはいえ、皆おどろくほど若い。年寄りに出番はなかった。

大河に重厚感を持たせるために、要となる人物に年齢高めのベテランを起用することにも一理あり、必要ですらあるけれど
(近藤容堂など。今回は遠藤海舟?)、若手をたくさん起用して幕末維新に躍動感をもたせることに異存はない。
堤西郷では彼に合わせて周りも皆ベテランとなってしまい、「老人たちによる明治維新」となりかねなかった。
この意味で、活動的な若き西郷を演じることができる鈴木西郷は良いチョイスだと思うし、彼に合わせたかのような全体のキャスティング
にもセンスを感じる。

重鎮といえるほどの人物がいなくなる後半は、>>529が言うように若手の抜擢を期待する(清盛では、当時無名で今売れっ子となった
若手が多数起用された。ただし、重石が必要なので、例えばまだ若いしかし冷静沈着で摂関家の権威を保持する兼実にベテラン相島
を当てるなどの工夫がなされた。西郷どんの遠藤海舟などはそのような役割を果たしうるポジだろう)。