>>514
司馬遼太郎原作の「翔ぶが如く」は明治になってからの話で
喜久も登場しない。

「翔ぶが如く」というタイトルは「詩経」の中の
「鴻鴈の什 斯干」という詩
如鳥斯革 鳥(とり)の斯(こ)れ革(と)ぶが如く
如翬斯飛 翬(きじ)の斯(こ)れ飛(と)ぶが如く
から採っている。詩の内容は兄弟が仲睦まじく暮らしていて
新しい家を建てる。その家は兄弟が住むに相応しいという
めでたいもので、兄弟を西郷と大久保、新しい家を明治国家に
当てはめている、というのは宮城谷昌光氏の見解である。