>>301
いわゆる日本型組織で
ミドルクラスが強いと言う性質があったからな江戸幕府は

それと言うのも、武家政権を前提に謀反、お家騒動を徹底して断絶するために
血統系譜による相続順の絶対化と三河以来に連なる中央政治の譜代独占を
徳川三代迄に明確化して外様を初めとした外部の大勢力の介入を遮断してた訳だけど、
それだけだと能力的に先詰まる

だから、綱吉以来人事に抜け穴を作って、主に勘定所と目付は能力のある実務官僚が
実務実績でノンキャリアからキャリア職への加増、奉行職就任もあり得る体制にした。
そこを踏み台に大名化や大名職の閣老「格」を得られる事もあった
家綱や家重の様に個人的能力が疑われる将軍もむしろ人事巧者の面があったし、
幕末に海防掛として外交の前面に立ったのもこのノンキャリ出身組

但し、基本の体制が門閥制度なので、小栗上野の様に、不安定の世情の中だと
厄介事には重宝されるけど根幹に触れたら左遷される様な面もあった