>>420
大阪城から逃亡した後の近畿地方とその周辺は、桑名以外は雪崩れのように官軍に付いた
桑名は和平か籠城かに分かれ、くじ引きで判断を委ね、くじでは籠城となったが
結局また話し合いになり和平となった
しかし大阪城で戦うとなれば桑名は戦う決意を持ったであろう
尾張はこの時点で官軍派と徳川派の数は、官軍派が多いと思われ
だからこそ青松葉事件という静粛が断行できたと思う
しかし先の想定では青松葉事件が起こる前に、分裂し徳川派は尾張を離れ桑名に参陣したと予想する

大阪城の旧幕府軍は、鳥羽伏見で不甲斐ない負け戦をした連中
史実でも慶喜が逃げたからって自分らも逃亡した
いくら海軍の装備が充実していようと、後の榎本海軍の戦歴を考えどれほど活躍できるか?
大阪城が日本一の大要害というのは、火縄銃を想定した戦国時代に建てられた城
飛距離など格段の進化をした幕末で、どれほど防衛力があるか?

大阪城だけで戦ったら、早い段階で落城し慶喜は斬首させられたと予想する
しかし桑名を注目し考えると、また色々な事が想像できる
桑名は三重県で最も愛知県に近い都市で、大阪と桑名は当時の交通手段では行くのに時間がかかると思うが
関東からは船などで大軍が行きやすい場所でもある
紀州や伊勢や美濃などさらに関東の義勇兵が集まりだすと、かなりの大軍になる可能性がある
西日本が官軍に靡き大阪城は孤立していくであろうが、桑名のガンバリ次第で
官軍は二手に分かれ進軍する事となり、大阪城を支える事となろう
また尾張藩も簡単に官軍支持を表明できなくなり、慶勝は悩む事となろう
桑名の健闘には聡明なる戦略家と総帥が必要、藩主定敬は大阪城在住
関東から誰か桑名に参陣し、状況をひっくり返すような事を成し遂げれば
大阪城と桑名、この2大拠点が官軍に驚異を与えるだろう