>>967
小松帯刀が門閥家老の地位を持っていた上に
西郷、大久保を明確に従えて
何より天才的な外交上手だったからな
土佐後藤象二郎のカウンターパートだったし慶喜周辺にもパイプがあった
鳥羽伏見、その直前の状況から見て、
西郷大久保が薄氷の勝利だった事を見ても、言わばあの程度の内容なら
予定通り小松が上洛して在京薩摩の主導権を握っていれば
もう少し穏当に収拾する目もあった
結局、参与会議以来慶喜に振り回されて来た行動隊長格が薩摩軍と共に
格上過ぎる上に行動パターンの読めない慶喜を過剰に恐れたのも
あの情勢を招いた十分な一因だから
どちらかと言うと、龍馬も武力倒幕を否定はしなくても
路線も人間関係も、西郷と個人的に親しいのはそうでも基本は小松に近かった筈