最終回、明治十七年に明治天皇のお声がかりでプロシアのポツダム士官学校に留学する寅太郎の乗っている列車に
なぜか西郷も乗っていて、汽車の速さに驚いている。
「やがて、日本は日清戦争に突入、更に日露戦争への道を歩いてゆく。
そのような歳月の中で、幾度か西郷どんの姿を見たという人があった。
例えば、失踪した巡洋艦畝傍の艦上で、例えば、ロシアのニコライ皇太子来日の随員として、
激しく抵抗する西郷どんを見たという人がいた。そして、噂の西郷どんはいつも戦い、抗う西郷どんであった」
というナレーションとともに、イメージ映像っぽいのが流れて終幕