あららまた定番やってんの阿呆ども。
年末押し迫った番組編成を決定するのはドラマ部ではない。
だから、どんな自信作であっても、1年通じて低視聴率に喘いだ結果は受け止めざるを得ず、
編成に「延長してくれ」と強く願い出ることはできないだろうし、そう局内も甘くはないだろう。

それと作品評価は別なのだ↓

大河清盛のスーパークオリティが評価されて、その後3・11ドラマ(芸術祭参加)、
織田作之助生誕100年を記念した夫婦善哉(ギャラクシー賞)と続き、西郷どんPと組んだちかえもんで衝撃を与え
(向田邦子賞、ギャラクシー賞、芸術祭優秀賞)、漱石悶々はATP賞優秀賞。
そして、新設された土曜時代ドラマ枠では、「新しい時間帯で新規のファンを開拓したい」
と意気込むエースP(カーネーション)が、「みをつくし料理帖」にはキャラ造型と構成力抜群のこの人しかいない
とトップバッターに指名した藤本有紀女史のことですか?

アホウヨどもからの中傷やマスコミ他世間の謂れなきバッシングから作品を守り抜き、
当時のドラマ部長から「平清盛は素晴らしいドラマだった」と評価されて、
次は記念すべき朝ドラ100作目担当の大命が降った磯智明P率いる制作陣のことですか?
(セカンド統括落合は2020年明智光秀大河のPに抜擢)。
坂の上の雲のチーフ演出はその後、経世済民の男、夏目漱石の妻といった重要作品を担当し、
再び「もっとも信頼する」藤本とみをつくしでタッグ。
セカンド演出はおんな城主のチーフ演出へと昇進。三番手演出は話題のアシガールのチーフ演出。
優れた大河に関わった皆さんたちが報われている姿を拝見すると、何だかんだでNHKはたいした組織だと思います!

見事に物語として成立しました。 普通、ドラマは主人公という大きな幹を支えるために、
脇キャラが様々な物語の矛盾を背負うことになり、「あんたさっきこう言ってたじゃない」
とツッコミたくなるようなことを言う時が多々あるのですが、このドラマは違いました。
どの登場人物も全くブレず、きちんと物語として一本スジが通っているのです。
脚本家・藤本有紀おそるべしです。(中略) おこがましいですが「平清盛」は物語的にも映像的にも非常に良くできています。
物語を深めるために考証や指導の先生方、スタッフも出演者も全身全霊、頑張りました。
どこを切ってもドラマのエッセンスが感じられる作品だと思います。
今回の総集編は、ある視点で切り取った「平清盛」の一部です。このディスクをご覧いただいた後、
自分なりの総集編を想像していただくのも面白いのではないかと思います。