まんぷく66話感想より

>二人目の子供がデキて、受かり度MAXなのが萬平。成功顔が気持ち悪すぎてもう無理です。

これが、武者氏の感想はレビューではないというところですね。レビュー = 批評を書いているはずなのに『気持ち悪すぎてもう無理』って。
批評を書いているつもりならば、この場合の萬平(長谷川博己)の演技のどこが具体的に駄目なのか、できるだけ客観的、論理的に書かな
いと(武者氏にそんなことを期待しても無駄なのは分かっていますが)いけないのではないでしょうか。

>タカが大学進学を勧められる、しかも難関大学というあたりが意味不明です。
>タカから知性なんて感じられませんし、勉強そっちのけで週末は働き詰めでしょ?
>『あさが来た』のあさ、『ごちそうさん』のヒロイン娘であるふ久のような、弾ける知的好奇心も、知性もありません。

武者氏は『知性』と『勉強ができる』ということをごっちゃにしています。しかしこの「まんぷく」感想を読む限り、武者氏に『知性を論じる能力』が
あるか疑問、というのはおいておいて、武者氏の身近に「全く勉強している様子がないのに勉強ができる子」というのがいませんでしたか?

『勉強そっちのけで週末は働き詰め』だから『勉強ができるはずがない。だからこのドラマはおかしい』というのは武者氏の完全な偏見です。

世の中にはいくら勉強しても全く覚えられない人もいれば、大して努力しなくても勉強ができる人もいる。大体タカはお手伝いは週末だけで、
平日は学校に通っている。ドラマでその描写はないのだから、『学業ができるかできないか』なんて判断できるはずがない。多分武者氏は、
自分の前で勉強していたり、『自分にとって』知性的な会話をしていないと『こいつは知性がなく、勉強もできないやつに違いない』と決めつけ
るタイプなんですね。

ただ、戦後すぐの時代は「女には学問は必要ない」という時代で大学に行く人が少ない。昔は「学問というのはブスがするもので、美人は早く
お嫁に行くもの」という考え方さえあった(武者氏が発狂しそうだが)。そういう時代で娘に結婚させたくないから大学へ、というのはドラマに疑
問もある。