武者氏の総評について

西郷どん総評について

総評になっていない。そしてリンク貼り過ぎで、文章も各話の感想の使い回し(しかもリンク多すぎで武者氏の文章が少ない。こんなに書くこと少ないのに、
前後編に分けたのが謎である。というか総評を書く必要があったのかも疑問だが)。

一例を挙げると「本作のロマンスを振り返ってみましょうか」と書いて、【史実】の須賀、愛加那、糸、篤姫、豚姫(虎)、お芳(ふき)のリンク記事(それは史実
であってドラマの振り返りではない)。そしてしまいには
>その中身のくだらなさについては、もうツッコミたくありません

イヤ、書きたくないのは良く分かるが、総評ってそこを詳しく書くものではないでしょうか。さらに、これだけリンク記事があるのに、主役西郷隆盛のリンク記
事がないのが逆に凄い。

それと武者氏は西郷どん総評でも他でも、VFXを使用することにこだわっておられますが、「おんな城主直虎」ではオープニング以外にVFXを使っていない
はずなので、そこは「直虎」の総評に入れておくべきだと思います(これだと気に入らない作品に対してだけ「VFXを使っていないから駄目」とイチャモンをつ
けているようにしか見えない)。

「半分、青い。」総評について

比較の上で再度読んでみたのですが、これも感想であって総評ではない。武者氏が「半分、青い。」を好きだというのは良く分かるのですが、「半分、青い。」
の何を評価したのかがほとんど書かれていない。

武者氏は「西郷どん」感想2回で「自分は歴史ドラマのどこを評価するか?」という項目を挙げていて、その中に『脚本の細やかさ、ロングパスを重ねても破綻
しない精巧さ』を挙げている(これは歴史ドラマでなく、朝ドラでも同様と思う)。しかし「半分、青い。」総評にそれは書いていなかった。

一応総評だけでなく、「半分、青い。」の75〜80話感想を読んでみたが(全部読むと大変なので)、「登場人物が今までのドラマにないもの」であり、武者氏が
「日常生活に潜む残酷さ」を評価していることは分かるのだが、総評に反映されていない。武者氏は鈴愛を自分と同一視しているのみで、分析していないせ
いか(私が半分、青い。を見ていなかったこともあるが)、武者氏に同調できないと、「半分、青い。」の総評は分かりにくい。

続きます