参謀の役目は「作戦の立案」は副次的なもので
本来は「作戦を立案するための情報と文書と物資の整理」の方ですからね

特に戊辰戦争の頃の官軍は諸藩の混成部隊だから、本部の参謀は苦労するはず
例えば、諸藩の部隊の文書の表記で、同じ距離を
A藩は「2里18町」と書き、B藩は「10キロメートル」と書き、C藩が「徒歩で半日の距離」
などと書いてよこしてきたら、正確な位置の把握が難しくなる
弾薬を送れと言われたら、その部隊の欲しがってる弾薬が
ミニエー銃用の薬包なのかスナイドル銃用の薬莢式弾薬なのか確認しなきゃならない
各隊の持ってる地図が誤差だらけだったり、同じ場所でも地名表記が違うなんてもっての外

そこら辺の仕事をやり切るには、大村のような奇人が必要だったと思う
今回の西南戦争回の西郷達が、戦国時代のような大雑把な地図の上に
碁石を載せて作戦を立ててるあたり、ああまともな参謀が居ないんだなあと分かる

長文になって御免