なつぞら22話感想より

>本作は核心に迫るような演劇論にたどりつきました。

>あ、その前に。
>昨日、天陽が【魂は作るわけじゃない】的なことを言い出すと予測したんですけれども。ほぼ正解かな?

>やはり、倉田と天陽、そしてなつは同じタイプ。
>アーティストでした。
>そこにある魂をそのまま出してしまう。
>天陽は現時点で、この三人の中でも一番高いところにいるのでしょう。

>天陽は空気が読めない、人の感情を無視した言動も目立ちます。

>・自分を起用した倉田に、後先考えずつっかかり、あとであれはまずかったかなと心配する
→つっかかること。心配すること。空気を読めるのであれば、順番が逆かも。

>・具体性軽視
→データや、名声を得るためのルートを考えていない。だから具体性のある助言もできない。名選手になれても名指導者になれない
 タイプ。

>・マイペースだが、感情が暴発する
→日頃の天陽は、おっとりとしていて微笑みを欠かさないタイプ。それなのに、スイッチが入ると前置きもなく感情が暴発するため、
 周囲は驚いてしまいます。倉田に食ってかかったところは、まさにこれです。

>・悩むなつの芝居にイライラしたと、さらりと言ってしまう
→下手すれば、なつをより傷つけかねないわけです。

>・人を苛立たせることは、意図していない
→夕見子と比較するとわかりやすいかもしれません。計算通りに心を引っ掻き回す夕見子と違って、彼は無自覚なのです。

>彼は『半分、青い。』の鈴愛と似ていますね。
>唐突で、説明不足な言動が見えてきます。時代背景や男女差があるため、受け取り方によってはかなり違いがあるでしょうけれども。

>ついでに言うと、なつはここまでエッジが効いていない。
>周囲を見ているタイプ。

>天陽の性格は、父譲りなのでしょう。
>泰樹への恩義よりも、不正への怒りがまず先に湧いてきてしまう正治です。

>恩人である秋風にたてついた鈴愛は、さんざん非常識だのバカだの、叩かれたものです。

>すべての人にこういうタイプを理解しろとは言いません。
>わからない人は、わからないまま人生を終えてよいと思います。そこは好きになさればよいでしょう。

>賢愚ではない。
>思考プロセスや生まれもった性格ゆえに、空気を絶望的なまでに読めない人は存在します。

続きます