なつぞら30話感想(5/4)より

>なつと富士子は、新宿の「川村屋」に戻ります。

>やっていないのであれば、きっと助かると励ます富士子。しかし、なつの心細い表情は変わりません。

>茂木が、二人の帰りを待っていました。
>そこにいたのは、白髪に和服の紳士……迫力ある男性です。
>「なつさんかい。北海道からよく来なすって」
>あんたもえらい。そう富士子を褒める紳士。
>この口調、仁義ある行いを真っ先に褒める……これはどう考えても、その筋の人です。
>彼は藤田正士――通称・藤正。藤正の親分です。
>これはどう見てもねえ。一応、元がつくとはいえ、「藤正組」の組長だそうで。

>これも、実は重要なのです。
>任侠、つまりはヤクザ。これは現在では完全にアウトロー、はみ出しものとされて肯定的な評価はされないものです。
>しかし、それでよいのでしょうか。この国の歴史を語る上で、外せないものです。

>幕末は、倒幕側にせよ佐幕側にせよ、任侠の力を借りたものでした。
>喧嘩慣れしているぶん、いざとなれば武士よりも強い者もいたのです。

>まっとうな社会で生きていけないもの。そうした層の受け皿でもありました。
>これは前科者だけということではありません。日本以外にルーツのある人びと。
>孤児。被差別層。履歴書だけではねられてしまう。
>そんな人が、食べる道を見つけられずに、こうした道に入ることもありました。

>そういう白いフォースをまとった親分も、いなかったわけではない。藤正もそんな系統でしょう。

>黒いフォースをまとった親分は、****のときに持ち出した山守です。
>「特攻崩れ」(※特攻隊生存者)の広能をさんざん翻弄したものです。
>戦後のヤクザ抗争だって、前線に立つ若い衆の中には、戦争で傷ついた者も多かったものです。
>戦争が終わっても、彼らは暴力と流血から解放されなかったのでした。

>そういう昭和の暗黒面も、本作は描くのですね。

え〜?こんなもので昭和の暗黒面を描いていることになるのなら、萬平の電気を流して魚を獲るのだって、「戦中の食料
不足をよく表現」していたことになるのでは?(というかあれは史実だし)それは散々罵倒しまくった武者氏。