かつて日本代表ラグビーチームはニュージーや南アフリカ相手に140点差で負けた。
まるで大人と子どものような体格差にまるで勝負にならず、
B29に立ち向かう零戦よりも分の悪さに「大虐殺」とまでに言われた。

だが、彼らは逃げなかった。
ハーフタイムに客のほとんどが帰っても、棄権しようとはしなかった。
残った客から罵声やビールカップを投げつけられても、あきらめなかった。
結局、零点で終わった。ラグビーで南アに勝つなんて百年不可能に思えた。

だが、30年で勝てた。

そういう素晴らしさを描く大河であってほしかった。
桶狭間の信長にしろ百姓の藤吉郎にしろ忍従の家康にしろ
真田幸村にしろ大石内蔵助にしろ西郷隆盛にしろ
「弱小その他大勢が努力の果てに成功する」ドリームこそが人類のあこがれ。

それをわざわざズッコケホモ逹棄権にして視聴率稼げるわけないだろ!!