この「青天を衝け」のキャスティングは、長谷川博己(42)主演の20年放送の大河「麒麟がくる」のキャスティングが終了直後にスタートしたといわれる。
 重要視されたのは、大河ドラマの節目となる60回目の作品であること。また、24年に新1万円札の肖像が福沢諭吉から渋沢栄一に代わるため、渋沢の輝かしいキャリアにふさわしい配役をスタッフは上層部から指示されたという。
 そして、筆者が調べた限り、真っ先に候補として名前が挙がったのは松坂桃李(30)、竹内涼真(26)、山下智久(34)、木村拓哉(46)の4人。