>>107 より続き

(引用)
・政治家の後ろ盾を使えば、空気を読んでライバル企業が黙るはず、について

まず、武者氏が勘違いしているといけないので、127回の萬平の状況を整理。

粗悪品のラーメン(まんぷくラーメン類似品)が出回っており、それをやめさせようとした萬平は、まんぷくラーメンの特許を安い
金額で使ってもらおうとして、他社に働きかけたが、うまくいかない。そこで世良が衆院議員の土井垣を紹介してくれて、萬平は世
良と2人で会いに行った。

「他社が粗悪品を売らないように力を貸して欲しい」と言うのが、萬平が土井垣にお願いしたことである(単にライバル企業を黙ら
せようとしたわけではない)。萬平の望みは「即席ラーメンという新しい商品が、安全でおいしい食品と認知され、その便利さが多
くの人の助けになること」である。

そこで土井垣は、即席ラーメンの協会を作り、業界をきちんと作る。そして協会に入ることが即席ラーメンの製造販売の条件とし
て、協会に入ればまんぷくラーメンの製造技術を無償で使うことが出来るとする、というプランを出して、萬平がそれを了承した、
という流れである。

つまり萬平は「安全でおいしい即席ラーメンを自社だけでなく他社にも売ってもらい、消費者の即席ラーメンの印象を良くし、受け
入れてもらう」という目的があるが、自分でやってもうまくいかないので、政治家の力を借りたということである。
(引用終了)

続きます