なつぞら144話感想より

>まぁ、はっきり言いますと、大災害で家を失った人だの孤児の境遇だのを、【んなもん暗いわ! 明るいものだけが見たい!】とぶ
ん投げて、それがエンタメの使命なのかってってことしょ。

>批判側も、そこまで考えているのかな?
>家を失った人、孤児の前でならば、
>「あんたらの話、地味だし、暗いから、聞きたくない。体験した? 辛い? 壁にでも喋っていれば?」
>「もっとパーッと盛り上がる、いけいけドンドンの話にしろよ」「露出度の低いガキどもの話なんて萌えない。エロがない」
>「私が見たい話、要素だけを流してくれる? 難しいことは嫌。何も考えずに見られてこそ、アニメでしょ」
>と言いはしない。そこは空気を読む。

>自分こそが、多数派である。これはエンタメで、自分の周囲に当事者なんかいない。
>そう思い込んでいたら、平然とそういうことを言い放ち、傷つけるのです。傷つけたことすら気付かずに、楽しく笑って生きてい
く。

>その辺の叩き報道をコントロールするどころか、狙いに狙って反撃を打ち込む本作。
>だから言ったじゃないですか。本作に、喧嘩を売ってはいかん。

>存在そのものが「孔明の罠」……(司馬懿顔で)。
>そしてここが怖いところなんですけれども。 罠に迷い込んだ側は気づかないんですね。
>ふざけてナメくさったドラマを叩く自分は、最高にイケてると信じている。
> 笑顔のまま、延々とぐるぐると、彷徨い続けるんだ。

続きます