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>そんな明美は、信哉がデスクで助かっていると、しみじみと言うのです。

>思い出すのは、げに憂鬱な、前作****教団のネトゲ廃人画伯。あいつと信哉は、対極にいます。
>女はイケてる(と、本人は信じている)おっさんに性的目線で見られてこそウヒャハー!
>という【ファイナルオヤジファンタジー】がありますが。週刊誌の見出しでよくあるやつですね。むしろそれは、逆です。

>信哉は、明美に親しみはある。なつの関係もあってか、実の妹のように見てはいる。
>でも、そこにエロ目線はない。彼女の感性、聡明さに感心しているのです。
>「ほんとうの妹みたいだ。甘やかさず、ビシビシ鍛える」
>初の女性ディレクターにする――そんな信念を抱いて育てている。最高のおじさんになりつつあります。

>ここで、秋風先生と鈴愛の関係でも。

半分、青い。78話 感想あらすじ視聴率(6/30)きみは逃げずに戦った(リンク)

>師匠のダメ出しがゆるんだとき、鈴愛は絶望した。もう、見限られたと察知した。
>女だからと鼻の下を伸ばしてデレデレする。そういう年上の男性は尊敬されない。
>中身があって、理由があって、厳しい批判をして、かつ育成する。上司たるものそうでなければ。

>ハラスメントでもない。下心丸出しでもない。そういう姿に、辿りつかないと。
>だからこそ、なつはこう言います。「ノブさん、ビシッと鍛えてやって!」

>なつは知っている。
>家族。柴田牧場のひとびと。演劇部のひとびと。東映動画のひとびと。ここにいる、マコプロの仲間たち。新たな家族。
>周りの人々が、自分を鍛えてきてくれたこと。

>空襲の夜――信哉は自分を救い、導いてくれた。あのときみたいに、明美をそうして欲しい。
>そう委ねているのかもしれません。

続きます