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>兄や姉の生き方を、八郎は見てきました。結婚、戦死、離別、いろいろおる。幼いころから、家庭を持つことを考えてきたのです。
>「女だてらに」と言われながら、商売をやってる姉貴もおる。
>彼女は結婚なんてつまらん言うてる。けれども、弟はそうは思わない。
>ただいま言うて、帰ってきたらお帰り言うて迎えてくれる。好きな人相手でのそういう生活。つまらんなんて思わん。
>だから結婚したいと思うてる――。

>ひゅーっ、ロマンチックやな!直球のロマンチックですが、何度でもこれを指摘したいと思います。
>八郎が女の子で。喜美子が男だったら?あるあるかもしれへんよぉ!

喜美子はともかく八郎の「ただいま言うて、帰ってきたらお帰り言うて迎えてくれる」って、武者氏が言うほど男が言うと珍しいか?
むしろ「自分を待ってて欲しい」って男の方がいいそうな気がするんだが。これは「ルパン三世」の「峰不二子の謎」という本がある
のだが、そこに「次元や五右衛門は、自分は外ででっかい仕事をするが、女には家で待っていて欲しいと考えるタイプ(つまり八郎と
同じ)だが、ルパンは不二子のように家で待つのではなく、同士的な女を愛する」とあるから、男でも珍しくないタイプというか普通
にいると思う。

むしろこのシーン、「喜美子は家で待つタイプではなく、同士的な男の方が合いそうに見える」ので、「今後2人の展開が不穏になる」
ことを暗示しているのではないだろうか。