>>479 1ページ目

>今週は、土日で嫌な父子選手権決勝トーナメントを見たような気がして、クラクラしてきた。
>はい、土曜日は『柳生一族の陰謀』における、柳生宗矩と十兵衛です。
>高政が相対的に善良に思えなくもないと言いますか。
>十兵衛の方が激情を込めて宗矩を全否定するし、肉体的に打撃を与えるし、とどめは宗矩の全てをぶっ壊してからの「夢でご
>ざーる!」エンドです。
>でも、この父子対決は似ているようで、違うところもありまして。時代背景という単純なものでもありません。

斎藤利政vs高政
父が【革新】、子が【保守】。
父は下賤な血であることを受け止め、血筋のようなお守りふだではなく、自分の力で戦おうとする。
子は、血筋をアイデンティティとする。

>という構図に対し、柳生はこうなる。

柳生宗矩vs十兵衛
父が【保守】、子が【革新】。
父は陰謀の果てに大名となって浮かれている。剣術指南役という肩書を重視している。
子は血統や地位を捨てて、諸国で剣術修行をする道を選んだ。

>どちらも父は陰謀まみれだし。子は暴力発散をするし。ロクなものじゃないと言えばその通りなのですが。
>価値観の違いを認めていくこと。人の心を踏みにじらないことが大事だという点は共通しています。
>利政は、十兵衛よりもあのドラマでは家光に性格が近いかも。ピュアな子ほど、吹っ切れるとおそろしいことを、受信料で学ぼ
う!

うーん、『柳生一族の陰謀』ネタ。私は結局見なかったのだが、やはり見ておいた方が良かったかなー。この比較が適切なのかど
うか分からない。