>>807
福岡出身の50代です。
新・平家物語は小学校の低学年時に初めて観た大河ドラマです。
ポプラ社の偉人伝の「みなもとよしつね」は読んでいましたし小学校の高学年向きくらいの
「平家物語」も前半の俊寛の部分で挫折しかけながらも完読、小学校の図書館で
「保元・平治物語」と「源平盛衰記」を読んだところで大河ドラマを観ました。
予習がバッチリだったのでほぼ理解できましたね。
仲代達矢の清盛は色気がありました。原田大二郎の重盛も良かった。
志垣太郎の義経はビジュアル的に子供のイメージ通り。
成田三樹夫の藤原頼長は成田三樹夫の原点のイメージwでしたね。
徳子役の佐久間良子は建礼門院としてエンディングにも登場。
そしてまさにエンディングを締めくくった後白河法皇役の滝沢修がドラマに風格を
与えていました。
見事な傑作だったと思います。「太平記」も名作だと思いますが、作品の風格で
「新・平家物語」のほうが一枚上というのが個人的感想です。

「炎立つ」は話が複雑なところもあり三省堂の人名辞典日本版を引きまくりながら
観ましたね。
たいへんな名作なのにイマイチそういう声が少ないのは話が複雑だったからかもしれません。
特に二部。しかし私は人名辞典で予習・復習をバッチリしながら話の筋を見失うことは
ありませんでしたので素直に面白く観ました。
個人的には「炎立つ」を最後に名作がないというのが率直な感想です。