魚拓、ありがとうございます。保管庫は手入れしました。

【引用開始】
実は本作は、ここ数年でも真に武士道を理解している屈指の作品です。邦画でもここまではそうそうないかもしれない。
歴史映画を見る醍醐味が詰まっています。勉強にもなるし、ともかく隙がないのです。世界史を学ぶ学生さん、学んだけど忘れた方に是非ともご覧いただきたい!
【引用終了】

映画の舞台は嘉靖36(1557)年から数年間のことのようですが、その時期に「武士道」という観念を持ち出していいものか、私にはよく分かりません。
武者氏は「衣装、セリフ、仕草、時代考証、そして日本の武術もバッチリ!」 とも評していますが、彼女にそんなことを語り得るほどの見識があるのかどうか?

ただただ倉田保昭さんが格好いいと言っているだけのような?
「熊澤という、倭寇の将を演じる倉田保昭さんが、国宝としか言いようがないほどただひたすら素晴らしいんですね。」
「どうして日本映画で、ここまで素晴らしい武士像を描けないのか?倉田保昭さんという人間国宝の真価を引き出しているのが香港であるのは一体どういうことか?
猛反省して欲しい。そう愚痴も言いたくはなります。」とまで申しております。

「理知的で賢い軍師像で、倉田さんが演じる黒田官兵衛あたりを見たくなってたまらないものがありました。」とさりげなく大河をdisるところもいつもの武者氏らしくて素敵です。

「そのまま世界史参考書に流用できるくらいレベルが高く、しかもカッコいい。」等と言いながら、勘合貿易や寧波の乱(1523年)などには触れない武者氏。
歴史ポータルサイトを離れアクション映画サイトに移れば「クソレビュアー」から「まともなレビュアー」になれるかも?(←冗談です。ニチアサファンの方、怒らないでください)