戦国さんの欠点は3幕構成が上手くできてないこと。どうにも膨大な第一幕(設定)だけ書いて、話が展開していかない。
 そりゃ、歴史語るなら第一幕が大事なのはわかるけど、聞いてる側は二幕、三幕を聞きに来てる訳だから、そこが無ければファンになりようが無い。

 読ませたいなら一幕を取捨選択して、荒唐無稽で良いから二幕三幕展開させた上で、読者に更に調べさせるぐらいじゃなかったら、面白い歴史小説にはならないと思う。

 これを面白くするには、妻木祐子をタイムスリップさせて、明智光秀と恋愛させて明智軍記の底本を書くぐらいしかないと思うけど、それだと現代編が長すぎる。
 現代だけで描くなら、それは小説じゃなくて、疑似紀行文。どうするんだろうね。