>>262 より続き

司馬遼太郎氏の小説の文章が素晴らしいので、嘘を本当の様に思ってしまったところもある。というのは分かり
ますが、司馬氏はあくまで小説家ですし、大体彼が亡くなったのは1996年だから、「司馬遼太郎の小説の嘘を日
本人が信じていて困る」ならそれは彼の責任ではなく、それを検証するのは歴史学者など後世の人間の仕事のよ
うな気がするんですが。

それで司馬遼太郎を批判している人ってそれなりにいると思うし、「タブー」と言うほどか?と思う。ここで小
檜山氏(武者氏?)の書いている「坂の上の雲」の問題点って、作品そのものが問題と言うより、「日露戦争を
司馬以外の視点で描いたものがないか影響力がない」という方が問題だと思う。そういうものがないとすれば今
の歴史学者や作家に問題があるのでは?(まぁ司馬の書いたものを超えるというのは簡単なことではないだろう
が)。