毎度連投さんへ
レス番454
「誘導」という言葉が微妙ですが、『西郷どん』の登場人物たちが、現代的な歴史観に依拠してフランス革命と明治維新を同一視するようなことはなかったと思います。
幕末の志士たちにナポレオンを英雄視する傾向が強かったと何かで読んだ記憶がありますし(ナポレオン帝制は現代的用法での「革命」からみれば明らかに「反動」)、
彼らにとって「革命」とは「政権交代」に近い観念だったように思います。
なお、保管庫の『用語辞典』の【アリバイ(alibi)】の項に、武者氏が『西郷』にフランス革命を意識しつつ明治維新に向かうと感じさせる描写があったことについて批判的である旨、
記述しております。

レス番455
私には毎度連投さんより数段劣る記憶力しかありませんが、引用部分は2ヶ所とも、当初はなかったように思います。
特に後の方の引用「発明が安藤百福によるものではないことは、当初は本人すら認めておりました」って何かソースがありましたっけ?
野嶋剛氏が「安藤氏が東明商行から特許譲渡の契約を結んでいた」旨を記事にしたくらいしか記憶にありませんし、同記事は2019/02/01付けで、これをもってNHKを責めるのは酷がと思います。

レス番458
私にも「世直しのためには、江戸を放火しなくちゃダメなんだ!」という台詞の記憶はありませんが、江戸で何らかの混乱を惹き起こすべき旨の台詞があったような気がします。
ただし、発言者が西郷であったかどうかは忘却の彼方です。

レス番460
引用部分の「日本とドイツは同盟を結んでいて」について、放送当時の武者レビューにも文句を言ったのですが、ベルリン五輪時には日本とドイツは同盟国ではありません。
五輪の翌年から始まる日中戦争も、ドイツが(密かに)中国側を支援していた第二次上海事変から拡大していった面もあります。
盧溝橋事件から日中戦争が単線的に拡大していったというのは、今日では高校の教科書レベルだと思います。