>>879
お疲れ様です。

私は三谷脚本の大河、どちらも好きです。その上での個人的な見解ですが、
真田丸はあなたのおっしゃるように相対的に良かったとも言えると思いますし、
また歴史に対する思い入れも他作品(他脚本家)と比べて高く感じられたので評価が高いと思います。
悪ふざけについては一部で盛り上がった伊賀越え回のように、ふざけているようで割と説得力がある描写なのも大きいかと。
新選組!はむしろ放送当時はバッシングと低視聴率煽りの方が多かった気がしますが、
こちらは後々の駄作量産、視聴率の低下傾向もあって真田丸のときにセットで見直された形だと思います。

それと三谷大河って「歴史オタの気持ちが分かる歴史オタが歴史オタ向けに書いてる作品」って感じがするので、楽しみやすく共感しやすくて好きです。
北条氏政の汁かけ飯のように、歴史好きが食いつくネタを散りばめつつ単発ネタでは終わらせないところも好きです。
(汁かけ飯については氏政の欠点ではなく手法としてアレンジされつつ、切腹直前には違う食い方をするなど何度も触れられていました。)
それがまったくできていないのが今年の麒麟がくるなわけで、義輝の改元ネタや三好長慶など純メジャークラスの人物大量登場やらと
歴史好きの食いつくネタを出す「だけ」、まったくストーリーに利用できていません。
「お前ら、こういうの好きなんだろ?」という手抜き意識を非常に感じます。

そういうわけで私も鎌倉殿には一応期待していますが、それはともかく、
「型破りだけど作風として受け入れられやすい」って武者が親の敵の如く叩き尽くしたいだてん(宮藤脚本)じゃないんですかね〜

あぁ・・・そういえばいだてんを「小劇場のノリ」とか壊れたスピーカーの如く連呼していた封筒シリーズは今いずこ。