82 3ページ目

>「何! わし一人で義昭様を京都へお連れするのか!」

>光秀はテキパキと、朝倉家の事情を話します。考えようによっては、情報漏洩をするとんでもない奴だ。
>義景は優柔不断、一族の景鏡すらまとめられない。共に戦える仲間とは思えない。

一応光秀のここのセリフは、「朝倉様は上洛を迷われ、義昭様を長々と金ヶ崎に留め置かれたお方。共に戦
うに足るお方とは思えません」である。

それでここのシーン、情報漏洩云々というより、義景に何の感情もなく平然とこんなことを言っちゃう光秀
の精神が問題だと思う。

この場合、義景を裏切った形になるのはある意味仕方がないと言えば仕方がないのだが、「光秀よ、お前に
は情と言うものがないのか?」と思ってしまう。「キンジパ」の信長もある意味「情」と言うものがない男
だったが、彼の場合、周囲特に彼の部下たちは「信長はまともじゃない、常人離れしている、何をやるか分
からない」と思いながら仕えている描写があったので「ハイハイ、こいつに情はないから」と、ある意味ス
ッパリあきらめがつく。

続きます