>>146 より続き

で、将軍側の事情としては、
【足利義栄が将軍になろうとしているため、義昭の上洛を急がねばならない】
があるが、

朝倉義景は
(1)義昭を1年位待たせている
(2)146 (1)〜(3)のように国内状況から上洛できない
(3)上洛できる状況ではないのに、「義昭様を上洛させる決心をしました」という無責任ぶり

ということだから、三淵、細川が怒るのは仕方がない状況もある。

ただ、そこが分かりにくいのは、三淵、細川が「義輝を見捨てた理由がはっきりしなくて、何で義昭を将軍にしたいの
か?という理由が今一良く分からない」こと。ここら辺の理由がはっきりしていると、「何が何でも義昭を将軍に!!」
という彼らなりの熱意が伝われば、「外道、卑劣、サイコパスに見える」とまで言われなかったのではないかと思いま
す。

義景は、(2)をまるで理解しておらず、「自分が上洛できる状況でないことに気付いていないバカ」でもあるので、
「身の程知らずのくせに将軍の上洛をやろうとした」から、「三淵に嫡男を殺害された」という風に持っていきたいので
しょう。

これが視聴者に伝わらないのは、越前朝倉家の状況を今まで描かないで、今回でいきなり入れたので、義景がスーパーバ
カ殿ということが理解されなかったからだと思います(だから、ユースケ・サンタマリアのような、馬鹿というか愚かな
感じを出せる役者を選んだんだと思いますが、描写が悪すぎましたね)。

で、光秀なんですがそういうことで、>>102-103 に書いたように10年以上も朝倉家にいるのに、「義景がスーパーバカ
殿」ということに気付かないボンクラ野郎になってしまったと。

続きます