この麒麟の脚本がちぐはぐなのは、武者が推奨する脚本家チーム制の弊害な気がしてきた。

 本当は先週の段階で朝倉の国内情勢がガタついているのをもっと明確に描かなきゃいけないのに、なぜか美濃に行って織田と話して、帰って義昭と話すって感じにしちゃった。
 それも大事だし今後のこと考えると必要な伏線だけど、今週の事考えると重要なのはそこじゃない。

 これって先週と今週脚本家が違うのが一番の問題な気がする。そりゃ、脚本家が違えば重要な事柄が違うのは当たり前な話だけど、なんかそもそも脚本家毎に光秀が馬鹿なのか賢いのか統一されてない気がする。
 いや、頭でっかちの融通効かない馬鹿で統一されているかもしれないけど、頭でっかちの方向性、融通の効かなさの程度、馬鹿の度合い、細かいところで統一出来てない気がする。主人公ですらそうなんだから、朝倉義景なんてなおのこと。

 やっぱ、脚本家は一人でやらなきゃ駄目なんだな。そこに気付かない武者が一番駄目だけど。