<司馬遼太郎の何が問題か? 勢に任ずる者は、時流を読む>魚拓

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時間がかかったがようやくできたという。

>司馬遼太郎は、知識も筆力もある。もちろん運も。そして何より、勢いを知っていた。自分と同世代の人間の心に響く
>水路にGHQが被せた蓋を剥がし、進路を変えて、そこに導けば、勝てるとわかっている。そういう戦上手だったと。
 
>さすが司馬さん!
>そう言えたらよいのですが。ポスト日露戦争の思想が、日本人を押し上げて、頂点から突き落とし、どれだけの損害
>を与えたか、彼が知らなかったはずがないのです。

>そこを踏まえて、自分の栄誉なり利益のために、この水路を使ったのだとすれば?
>そしてその結果、成れの果てが、目の前にあるとすれば? 第二の敗戦だなんて、言われてしまう、このコロナ時代
>が、その果てだとすれば?
 
>やっとここまできました。まだ山も半分、どうか何卒、おつきあいください。
>水路をゆくどころか、激流くだりの気分だけれども。それはそれで、エキサイティングではありますから。

この【水路】というのが今一よく分からない[というか、司馬遼太郎を真面目に読んでいない人のレビュー(?)がよく
分かったら逆に恐いかもしれない]。で、それはともかく「まだ山も半分」ってまだ書く気なのか・・・。読んでいない
作家のレビュー(?)を書くのが、「激流くだりの気分でエキサイティング」って良心が痛まないのか?いや、小檜山
氏にそんなものあるはずがないのだった。

それでこのレビュー(?)だが、小檜山氏が司馬遼太郎について書いているものが何かに似ていると思ったのだが、多
分『まんぷく』の萬平に言っていることと、司馬氏に言っていることが似ているのだと思う。つまり、

司馬遼太郎は「嫌いな登場人物が努力によって社会的又は経済的な地位の向上を図り、あるいはそのような生活環境を
得た場合に、その地位又は生活のことを指していう(保管庫用語辞典参照)」【セレブライフ】を送っていたのだと考
えているのだと思う。