丹波で、ってとこが味噌だよね


八上城攻めで菊丸が間者として暗躍して情勢を探り
牧が光秀に自ら人質となって八上城に入る事を進言するんだ
これで一滴の血も流さず丹波攻略は成功した、
信長様もお喜びになる筈、と喜んでいる光秀に駒が
「お牧様を人質として差し出すのは反対でござります。
嫌な予感がするのです……どうか思い止まって下さいませ」
とか超能力者じみた不穏な事を言うんだけど、
「大丈夫だ、案ずるでない。和議は成ったも同然なのじゃ。
波多野家も恭順の意を示しておる。母上の身は安全じゃ。
信長様の天下布武が成れば、日の本に麒麟がくる日も近いぞ」
と相手にせず、それでも不安顔の駒

後日、母を想い悔悟の涙を流す光秀に、駒がささやく
「お優しかった公方様を追い落とし、比叡山をも焼いた……。
信長の治める世は、人と人との間に怨嗟が渦巻くに違いありませぬ。
その様な国に、麒麟は来てはくれないのではないかと……
十兵衛様、信長をお討ちになり、母上様の御無念をお晴らし下さい」