>>202
>>204
そもそも、橋本左内の斬首含めて安政の大獄が全般的に想定外だったって事
その大きな理由が、井伊直弼の腹心、国学の師匠で京都担当を自認していた長野義言が
戊午の密勅を事前察知出来ずに面子が丸潰れになって
それを長野が水戸藩が一橋慶喜を立てたお家乗っ取りの為に京都朝廷に働きかけた策謀であると
そういう筋で報告したから恐らく実際以上に謀叛としてのスケールが大きく届いて
むしろ当事者に近い程に予想外と言う事になる
実際これは当事者だけではなく、評定所で検察実務を担当した木村敬蔵もこれで処罰は無理と上申して
評定所五手掛として検察裁判に当たった寺社奉行板倉勝静、勘定奉行佐々木顕発もそれに同調した為に、
井伊直弼は木村敬蔵の甲府送りを初めとして処罰反対派の全員を懲罰左遷する強権発動で対処していて、
それで評定所を組み替えても尚、評定所から出される処分案に大老自ら加筆加重する事を続々とやってるから
そもそも供述の結果処分されると言う釣り合いの予測が立たない