爺にマジレスなんだけど、
独眼竜は小田原参陣が政宗の人生のピーク。前半生こそが華の主人公だ。
あとは仕掛けてみては追い込まれ弁明するの繰り返しで、実際は天下取りの野望なんぞ夢の世界だった。
劇性を欠く後半生を面白くするのが脚本家の腕の見せ所だろうが、ジェームスは同じパターンを
繰り返すばかりで退屈した。すんません
信繁は大坂以降、秀吉介護士に特化してしまったことはたしかに残念。
最後の一発屋にすぎないのだから、前半生同様、大坂以降も話を盛らないと成り立たない人物
であることは確かなんだけど、
日ノ本一の武将へと昇っていったプロセスーこの肝心要の核心についての説得力を著しく欠いた。
両者を比べると、ジェームスはまあ仕方ないかなと思うが、ラストが華の信繁であるというのに、
三谷がとった姿勢に共感することはできない。