〔続きです〕

 【Webでの空気と、社会の空気の差が読めずに、失敗する例は多い。そこのリスクを測る必要があるのでしょう。萌え絵フォーマットを使ったWeb広告が炎上するとか。小児性愛をネタにする書き込みを、企業公式アカウントがSNSにして炎上するとか】
 → 小檜山氏の特徴だが、「炎上」事案を取り上げる時、炎上した側が常に悪だとし、炎上させた側のこと正当性を吟味しない。炎上させた側に(も)非がある場合には「炎上」という言葉を用いない傾向がある。
  伊是名夏子氏の無人駅・電動車椅子の炎上事案では、小檜山氏は炎上した側(伊是名氏)を擁護するのではないかと思うが、その場合にはどのような議論を展開するのだろうか?
  なお、ここでも具体的な例を挙げていないので分からないが、小児性愛ネタの炎上事案とはタカラトミーのリカちゃんのことか?あれを「小児性愛ネタ」と一方的に断じるのは「炎上させた側」に偏りすぎていないか?

 【そういうギャップに気づかず、フェミニストを叩き、パヨクをコケにすることをwwwとつけて書き込めば。大手掲示板時代さながらに受けると思い込んでいる層はいまだに分厚いようですが。】
 → いや実際に「フェミニストを叩き、パヨクをコケにして受ける」ケースは今もあると思うが、小檜山氏自身が「炎上した側」に立つ場合には、やはり「炎上」という言葉を用いないのか?

 【今年の大河も2019年と同じくらい触れたくない。というのも、水戸学をゴニョゴニョと誤魔化しつつ、取り上げているから。】
 → 今年の主役は渋沢栄一で、儒教はともかく、水戸学(この時期には本居宣長の国学の影響も強かったようだ)そのものの影響は限定的だったからだろう。
  また、ドラマとして天狗党の話にも十分に尺を割けるかどうかも分からないのだから、水戸学の描写が乏しくともやむを得まい。いずれにせよ、ドラマ中盤まで観賞してから結論を出すべき事柄だろう。

 【(水戸学の)さらに線を引っ張っていくと、靖国神社、平泉澄、十五年戦争、三島由紀夫……危険すぎます】
 → 「十五年戦争」という言葉を久しぶりに見た気がする。いや、別に問題はないが、最近の左翼系論者は「アジア太平洋戦争」と言うと思い込んでいたので、なんだか新鮮で・・・

 【(水戸学の根底には儒教があり、教育勅語にもが儒教の道徳規範が反映されていると)そう説明するだけで鼻先で笑うか、冷笑するか、皮肉っぽくニチャアとドヤ顔されるか、眼鏡をクイッとしながら何かいろいろ言われるか。
  そういうリアクションが想像できるので、儒教の説明なんざする気が起きません。自習してください。】
 → さすがにこれは被害妄想全開だろう。あと、小檜山氏が儒教についてどの程度の知識を持っているのか、説明を聞いてみたいもの「ではある」。

 【2020年で、大河ファンや日本史好きの漢文および中国思想知識がさほどでもないという疑念が湧きまして、私がどうこうするにはもう無理だと悟りました】
 → 『青天』第10回レビューで「顰に倣う」の故事を「中国の絶世の美女・西施は胸を押さえる仕草をした。それがなんとも美しく、周囲の女性たちも真似をするけど全然イケてない。」と解釈した小檜山氏。
  「顰」とは「まゆをしかめること」なのだが、こんな間違いをしておいて、大河ファンや日本史好きの漢文および中国思想知識を議論できるのか?