円四郎が「幕臣をなめんなよ。」って言ってたけど、海外の歴史では、古今東西の数々の内戦や
ロシア革命やフランス革命でも敵をせん滅する水戸藩みたいなのがスタンダードで当たり前。
明治維新みたいに、元幕臣や敵対藩出身で一度牢につながれていても、釈放し新政府の役人として
有効活用する日本は民度が高く賢い。

元幕臣は東京市長に、外交官の榎本武揚(函館戦争)や、陸奥宗光や、赤十字創設や郵便制度の父も
元幕臣。さすが幕府は金あるから優れた人材を海外留学させ、しっかりした官僚組織も持っていた。
明治政府は人材不足なので、徳川幕府の遺産をそっくり受け継ぐ。
アメリカ外交使節団員で横須賀造船所を作った小栗上野介は、主戦派で優秀過ぎて
恐れられ殺されたがその遺産は日本近代化に役立った。

また地方分権は日本植民地化防止と近代化に役立った。
インドの藩王みたいに分裂して外国勢力に利用されることもなく、中国や韓国や
トルコみたいに皇帝の専制独裁国家で腐敗病人化することもなかった。

地方の庄屋階級がしっかり責任感あり意識高く教育もあったことと、農村がある程度
自治をしていたこと。識字率も高かったことや、役人がある程度清廉潔白であったことかな。
もちろん封建制度の身分制度を廃止したことで、抑えられていたエネルギーが爆発した。