板垣李光人『青天を衝け』インタビュー「大河ドラマに関われた事実が僕の“自信”に繋がる」

ーー『青天を衝け』の撮影で印象に残っていることはありますか?

パリのシーンはほぼグリーンバック(合成)での撮影だったので、頭の中で景色を想像しながら演じなければならなかったのが印象に残っています。風や音、匂いなど環境の要素で芝居が乗る部分もあるとすごく感じていて。

例えば、ナポレオン三世と謁見するシーンは、たくさんの人が並ぶ絢爛な宮殿の中、正面にいるナポレオン三世のもとへおずおずと進んでいく。宮殿で撮影するのであれば響く足音を感じたり、たくさんの人を並べて撮影するのであれば呼吸や緊張感が伝わってきたりする。(渋沢)栄一とセーヌ川を歩くシーンも同様です。それらの環境を自分の想像だけで演じなければならない。グリーンバックでの芝居は、求められる集中力が全く違うなと思いました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d6b750c974860c5189662eece498123e3cea573?page=2