行間を空けるから読みたくなければスルーしなさい

比奈「いえ…わたくしは」
政子「やはり、比奈。そなた比企の密偵だったのですね」
比奈「いや…わたくしがここに忍び行ったのはその…」
政子「嘘を言いなさい！比企の手の者じゃ、比奈を捕らえよ」
比奈「違います。お願い、少しお腹が痛くなって…それでここに」
政子「嘘をおっしゃい。早く皆の者、出会え出会え！」
義時「待ってくだされ、姉上。比奈は私の大事な妻。もう北条の者なのです」
政子「信じられませぬ。比奈を牢に」

比奈が牢にいれられた報が伝わる

時政「まあ、許してやれ。比奈の今までの振る舞いを見ると、とても裏切り者には見えぬ」
義時「姉上は感情が高ぶっておるのじゃ」
政子「しかし…」
時政「まあ政子。信じてやれ、人を信じることが大切なのじゃ」
政子「…致し方ありませぬ」

比奈を解放することに