泰時から実は一幡様は生きておられますと聞いた義時が善児の貧しい家を訪ねる直前、
トウと一幡ちゃんは
運動会の玉入れみたいなカゴに玉を入れる遊びをしていてトウは
「ふふふ、いちまん様はお上手ですね」
と楽しく遊んでいた
善児が「できねえ」というので仕方なく義時がトウと一幡のところへ行った時にはブランコのようなもので楽しく遊んでいた
義時の刀の柄に手があったのを見たトウは全てを察し、
「では一幡様、水場へとまいりましょう」
と一幡を連れて行った
善児は泣きじゃくりながら「もうこんなもなあ、いらなくなっちまった」と言わんばかりに
ブランコの綱を小刀で切り始めた