>>110
>先代旧事本紀に出てくる物部布都媛は守屋の妹
>蘇我馬子の妻となって崇峻天皇の夫人となる
>鎌足姫大刀自を産んだと書いてある

貴方は旧事本紀を読んだ上で、そう言ってるんですか?

先代旧事本紀では、物部連公布都姫夫人は守屋の妹として項が立てられてて、そこに崇峻天皇夫人と記載されてるけど、蘇我馬子の妻だという記載はない。異母兄の物部石上贄古連公の妻として、布都姫の別称である御井夫人の名前があるだけ。蘇我馬子(宗我嶋大臣)の妻は、鎌足姫大刀自の項で出てくる。

先代旧事本紀の本文を読んでも、他の解釈はできませんよ。布都姫と鎌足姫の位置がアベコベでしょう
https://miko.org/~uraki/kuon/furu/text/sendaikuji/sendaikuji05.htm
https://mononobe-muraji.blogspot.com/2021/11/05-tensonhongi.html#t06

実在性なんか議論しても仕方ないね。先代旧事本紀なんて怪しげな本だし。ただ、崇峻天皇に関わる物語を創作する際にこれほど使えるキャラはないから、とうぜん出すべきだねと思う

史実問題としては、物部氏から崇峻天皇の后妃が出るのは不自然だけど、日本書紀に崇峻天皇妃として記載されてる大伴小手子もやはり不自然だからね。それまで大伴氏から妃が出たことはないし、崇峻以降もほぼ例がない

崇峻天皇は次の政権の中軸になる蘇我馬子に弑逆されたという事情もあって、日本書紀の記述も改変されたのではないかと疑われても仕方がない不自然さがある。謎だらけの天皇だから、旧事本紀の記述から想像を膨らませた創作をすればよいと思うのね

日出処の天子も池田聖徳太子も、それをやったわけでね