明治天皇「参謀本部が独立したけど、これってゆくゆくは陸軍省と対立することにならない??」

伊藤博文「えー、あーそういう懸念もございましょうけど現参謀本部長の山縣を内閣参議に兼任させて行政とのコネクションを保持させるんで大丈夫っす」

明治天皇が慧眼過ぎるし、何より帝国憲法体制がいかに元老の存在ありきで設計されたかが極めて明瞭にわかる一件だと思う

同じ釜の飯を食った連帯感で国家運営するのはいいですけど、次世代にその当時のままのシステムを残して世を去るのは本当に勘弁いただきたく...

伊藤「大丈夫です」
広田「軍部大臣現役武官制・内閣不一致・軍部大臣を陸海軍それぞれから推薦する慣習の合わせ技で行政がほぼ軍の言いなりになったので全く大丈夫じゃありません、なんで皆さんご存命の間に制度の再設計をなさらなかったんですか??」

伊藤「まさか憲法を神格化するとは思わないじゃん」
山縣「原が軍部大臣文官任用の前例を臨時行政代行という形までではあるが作るところまでは迫ったけど、原は突然暗殺されるし、ワシそれがショックで倒れてしもうたし」

広田「ほんとに人ありきの憲法なんですね」