紫式部と清少納言が藤原定子のいる登華殿に行こうとすると、廊下に
鋲か鉄菱らしきものがばら撒かれていた。
これは源氏物語「桐壺」で、帝の寵愛を受けた桐壺が、他の女御たちから
嫌がらせを受けて行き来する廊下に汚物をばら撒かれた話に着想を得たそう
だ。
しかし、当時、画鋲が使われていて壁に画鋲で紙を貼り付けれる習慣なんて
あったのか。