2004年、32才の専業主婦の有元光(内山理名)は自動車部品メーカーに
勤める夫・大(永井大)と息子・航太の3人で名古屋郊外に暮らしていた。
ある日、光の父で町工場の社長の泰造(舘ひろし)が突然倒れる。
余命数日のガンだった。ショックを受ける母・百合子(市毛良枝)や
職人の勝俣(竹中直人)・純三(柳沢慎吾)。光は会社存続のため
重要書類や印鑑を探すが、光に社長を継がせる気がない泰造は、教えようとしない。