熊本県は、災害時に国などからの救援物資を受け入れる広域防災活動拠点として、3つの施設を事前に決めていましたが、今回の地震ですべての施設が被害を受け、物資の受け入れができなくなったことが分かりました。
このため、熊本県は急きょ、県庁などで物資の受け入れを始めました。

 熊本県は、地域防災計画の中で、熊本市東区にあるパークドーム熊本と、いずれも益城町にあるグランメッセ熊本と熊本県消防学校の3か所を広域防災活動拠点と定め、災害時には、国やほかの県などからの救援物資を集めて、各避難所に届けることにしていました。

 しかし、熊本県によりますと、今回の地震で、3つの施設すべてが壁が崩れたり、屋根が壊れたりして、救援物資の受け入れができない状況になったということです。

 このため、熊本県は急きょ、県庁などで救援物資を受け入れることを決め、17日夜も県の職員たちがトラックに物資を積み込む作業に当たりました。
熊本県は「想定していなかった対応だが、被災者の支援に影響が出ないよう最大限、取り組みたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160418/k10010485951000.html
4月18日 2時29分