年4月放送の「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」(NHK)では、渋滞という言葉が生まれたエピソードが紹介されています。

■ ラジオでは「渋滞」が「重体」に聞こえてしまう!

解説を担当した国立歴史民俗博物館の関沢まゆみ教授によると、渋滞とはもともと水の流れが滞る様子を指して広く使われていたそう。

中国古代の書物「晋書」でも、1隻の船が単独で停まっている状態を指して使われていました。

高度成長期の東京ではあちこちで渋滞が発生していたものの、当時の交通情報番組で使われていたのは
「交通混雑・交通停滞・連続的滞留」などの堅い言葉。