一般公道では、「ヘッドライトはハイビームを使うのが基本、使わなければ道路状況によっては厳密には道路交通法違反になる」という話を耳にしたことはありませんか?

本誌では先日、「対向車のヘッドライトが最近眩しく感じられるのは、そもそもヘッドライト自体の性能という理由が大きい」という趣旨の記事をアップロードしたが、
もちろん原因はそれだけではない。マナーと知識、それに道交法の問題がある。今回はそこにスポットをあてた。

ハイビームの使用方法が注目され始めたのはおよそ1年半前。
改正道路交通法が平成29年(2017年)3月に施行されたことをきっかけにして、
警察が「常にハイビームが正解、対向車とすれ違う時だけロービーム」と言い出し、
そんなこと言ったって常にハイビームだと前走車も対向車も眩しいし、かえって危ないじゃないか、どうすりゃいいんだ、と騒ぎになった。

そこで、この現実からやや離れ気味(?)のハイビームの「法律」と「常識」について探ってみた。