第49回「再び戦を学ばず」

教育勅語発布、覚馬、容保の死、日清戦争。

「勤王の志は薩長も持っていた」
「いくつもの不運があった。謀に乗せられもした。
それでもまだ引き返す道はあったはずだ。」
戊辰戦争から二十余年、覚馬が胸の内を吐露。
会津の幹部批判さらには自己批判ともとれるが
恩讐を超えて日本の行く末を考え抜いてきた
覚馬らしい言葉だ。「覚馬の正義」っていい曲だなぁ。

覚馬が臨終の際に会津弁に戻るのにグッとくる。
これまで公人として働いてきたが、死ぬ時にようやく
一人の会津の男に戻れたのか。

「同じ道を辿らぬよう戒めとして」御宸翰を山川浩に
託す容保公。立場は違えど容保の思いも覚馬と同じだな。

襄がゴースト、京都の幻と化す。
日清戦争開戦、八重は赤十字の看護婦を率いて戦に赴く。