なつぞら114話感想より

>そしていよいよ、姉妹の結婚式へ。昭和42年(1967年)春、たんぽぽが咲く季節。北海道のなまら賑やかな結婚式です。

>なつは白無垢、夕見子は黒引。この黒引は、当時でもちょっと古いトレンド。母譲りかもしれません。
>衣装ひとつで、その境遇もわかります。なつの場合は、母の衣装は空襲で残っていないのでしょう。

>客は、今まで見た懐かしい顔がズラリ。ちなみに北海道の披露宴は会費制です。
>ウェディングケーキにも、たんぽぽがあしらわれています。

>なつをスキー大会で争った照男と天陽が、しみじみとしています。「なっちゃん綺麗だな……」
>気持ち悪い執着心がないところもよいですよね。

>信哉は、妻・道子(第79作『だんだん』ヒロイン、三倉茉奈さん)と出席しておりました。
>彼女が気にしているのは、参列者家族のこと。
>なつの美貌に嫉妬するようなことはありません。本作は、そういう描写を避けています。

>倉田先生と番長もおりまして。
>番長がオイオイと号泣し、「なんでお前が泣くんだ」と先生に突っ込まれているのでした。

>咲太郎と光子も来ています。ん?亜矢美ではないのか。引っかかるな。
>ここに千遥が来てくれたら……と、なつは思うのでした。
>ものすごく感動的ですが、主役である坂場がおかしい。ひたすら食べる、食べる、食べる。これも坂場の個性なんだな。

>そして、写真撮影!
>場所をめぐって総大将同士(泰樹vsとよ)がプロレスをしていることは、さておき。こういう演出が細かいなぁ!
>細かいといえば、真剣な顔で坂場がネクタイをなつに確認してもらっているところ。
>「天国のお父さん、お母さん、見守ってください」なつは今日、結婚しました。
>私も映りたかったけど、やめておいた。ああ、なつよ、未来永劫幸せになれよ――。
>テーマソングが流れる中、結婚式が締めくくられます。

続きます