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>なつも、もう突っぷすしかない。
>ここで、マコが背後に寄ってきます。「昔から、人の内面を描くことは得意だったじゃない」
>そう、白娘の泣く場面で、マコはなつの才能に圧倒されたものでした。

>マコさんはいいなぁ。 褒め方に、具体性があるんですよ。

>「すごぉぉ〜い、がんばってぇえぇ〜、きゃああああ〜!」
>みたいな、雑な褒め方があるんですけれどね。おにぎりマネージャー的な。

>これも、相手によっては逆効果です。
>「具体的にどこがいいのか全くわからん! おだてて、利用するつもりか、おのれ……騙される前に騙すのじゃああ!」
>と、猜疑心ワールドに突っ込むタイプもいるからさ。

>そういう武将対策に、マコは参考になる。得意分野を理論を持って褒め、励まし、伸ばすのです。
>なつは、マコの言葉を受け止めて自己分析します。「戦いばかりで、ギスギスしていたから……」

>「そんなに重く考えないで」
>うーん、なるほど。なつは乱暴な場面は苦手だと、そう自覚しておりました。
>それが、フィルモグラフィーがこうなってしまった。

>『キックジャガー』:孤児院出身主人公を表現できると佐藤に言われて、承諾
>『魔界の番長』:自分に合わないと自覚しつつも、承諾

>なつは責任感があって、優しいのです。
>だからこそ、心が閉ざされ、才能も伸びなくなってしまったのかも。本作って、人間の心に優しくよりそうんだな。

>イッキュウさんのような、スタイリッシュ【表裏比興】退社。神っちのような、【魔王】ムーブ。
>彼らとは違います。
>この二人は、自分のカラーに合わないとありのままに謀反をしたようなモンです。
>それは、謀反される側からすれば許せません。しかし、本人たちの精神衛生上は、元気ハツラツではあると。

>繰り返しますが、やられる側からしたらトンデモナイ行為であり、理解し難く、怒りに繋がる。
>「あやつは表裏比興!」「あやつは高転びに転ぶもんね!」
>なつというまっとうな人との対比で、ありのままの謀反がおかしいことを描く。
> 本作はすごいなぁ。戦国時代だ。

続きます