>>977 より続き

「日本の中絶事情についての現状」の詳しいことは、977 の2つの記事を読むと分かりますが、「経口中絶薬」についてまとめると、

・日本では現状、WHOが推奨している「薬剤による中絶」が認可されていない
・日本では中絶が年間16万件も行われているが、避妊・中絶に関する情報がない
・中絶にあたっては夫の同意が必要。未成年の中絶は(法律上は必要ではないが)保護者の同意が必要なケースがある

・日本の中絶で一番多いのは「掻爬術(もしくは掻爬術と電動吸引法を併用したもの)」だが、これはWHOの推奨している方法ではな
 い
・WHOが推奨するのは薬剤であり、薬剤で対応できない場合「手動真空吸引法」である
・WHOが安全な中絶として推奨している薬は「ミフェプリストン」と「ミソプロトストール」の併用だが「ミソプロトストール」は日
 本で胃潰瘍・十二指腸潰瘍薬として使われている(妊娠する可能性がある女性には使用してはならない)

977 (2)の5ページ目より【ジェンダーギャップ】の引用 

「ピルの普及によって性が乱れる」云々と言う人は、コンドーム廃止論にも加担しなければ一貫性はないですよね?「コンドームが性
を乱す」などという議論は誰もしていないわけですから。そうした議論がなぜ、女性に対してだけ向けられるのか、そのギャップも、
気づいてほしいところではあります。

続きます